会社に潜むリスクを低減し、不正を予防する、内部統制のあり方を検証する
1. 不正のトライアングル
2. 不祥事の原因(現場と経営)
3. 不祥事の事例
4. トレードオフされるコンプライアンスの一線
5. コンプライアンスの5つの視点
6. 不祥事予防の6つの原則
7. 内部統制と業務改革/企業価値向上との関係性
8. 4Lines of Defences(内部統制)
9. リスクの洗い出しと対応策(1)(2)(3)
1. 不正のトライアングル
不正は、3つの条件が重なると、起こり得るリスクが高まります。
不正リスクを低下させるには、この3つの条件を如何にして無くすかにあります。
2. 不祥事の原因(1)(2)
不祥事が起こる時は、現場と経営の両サイドに何らかしらの原因があります。
両サイドから原因をしっかりと見極めて、対策を講じれば、不祥事は抑えられます。
3. 不祥事の事例
不祥事は、就労、人権・ハラスメント、製品事故・品質偽装、不正取引、情報管理、
不正会計など、その事例は多岐にわたります。
4. トレードオフされるコンプライアンスの一線
コンプライアンスの強化には手間とコストが掛かり、コスト削減とは逆行します。
コスト削減が厳し過ぎると、その一線でコンプライアンスがトレードオフされ、それが蔓延化すると、やがて不祥事になることを、身をもって認識しなければなりません。
5. コンプライアンスの5つの視点
絶対的なもの、先ずは法令の遵守です。次に社会的常識、その次に経営理念、そして消費者、最後に自分の心の視点からどうなのか。この順をもって、全てを大切な判断(検査)の基準とすべきです。
6. 不祥事予防 6つの原則
不祥事を予防するためには、経営からミドル、グループ全体の組織の現場一人ひとりに至るまでの、責任意識とその風土の醸成、それを支える仕組み、更には全社レベルの機敏且つ適切な対応と運用など、表にある6つの原則の連鎖が必要となります。
7. 内部統制と業務改革/
企業価値向上との関係性
内部統制の強化には費用が付きものです。ですが、業務改革による業務品質の向上と同様に、内部統制の強化は、これ即ち全社のビジネスフローの可視化・最適化・標準化・効率化・高度化という生産性の向上への投資に値するので、全社の企業価値の向上をもたらします。
8. 4Lines of Defences(内部統制)
内部統制をしっかりするには、現場・間接部門・内部監査・監査役から成る4つのDifenceLineを完備する必要があります。この4つがしっかりと機能すれば、経営の身を最善に守れると同時に、経営があるべき姿へ舵取りすることも可能となります。
9. リスクの洗い出しと対策(1)(2)(3)
リスクは、経営への影響度や発生頻度により、対策の優先度と対処方法が変わります。従って、定期的にリスク全体を漏れなく網掛けをして捉え、対策を講じてリスクの芽を摘み、発生時には適切に稼働できる様に、万全を期しておくことが必要不可欠です。
以上、BPI「リスク管理・コンプライアンス・内部統制」テーマに関するプログラム内容の骨子の紹
他6つのテーマのプログラムとのインテグレートにより、
企業を蝕む本質的な課題を炙り出し、解決から再生へのヒントとなる足掛かりにして参ります。